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自転車泥棒

自転車泥棒
 1950年に日本公開のイタリア映画。長い失業の末、アントニオはポスター貼りの仕事にありついた。ただし自分の自転車でという条件。話を聞いた妻はベッド・カバーをはぎ取って質屋へ行き、交換で自転車を受け出す。一家に希望がさしこんだのもつかの間、ポスターを貼っている間に虎の子の自転車を乗り逃げされた・・・。映画史上に残る名作。アカデミー賞では外国語映画賞を受賞。

 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ/出演:ランベルト・マジョラーニ、エンツォ・スタヨーラ、リアネーラ・カレル 他。


星解説
 第二次世界大戦後のイタリアを舞台に、戦後の貧困とその中で生きる親子の眼を通して当時の困窮するイタリア庶民の姿をリアルに描き出す。敗戦国の戦後のどん底を痛感させるネオレアリズモ(新写実主義)の名作でイタリアが生んだ世界映画史上の傑作。古今の映画史上のベスト・テンには必ず文句なしに選ばれていて、ラスト・シーンの親子の涙は観客の涙を誘わずにはおかない。

 前作「靴みがき」でホームレス少年の末路を描いた監督のヴィットリオ・デ・シーカと脚本家のチェザーレ・ザヴァッティーニのコンビは、敗戦国イタリアの現実を鋭く直視した。「靴みがき」同様素人俳優を起用したもので、この二作によりデ・シーカとザヴァッティーニコンビの映画づくりは完成の域に達した。
 
 主役の親子にはオーディションで選ばれた素人を配役している。当時、アメリカ映画ではセットを組んでの撮影が主流であったが、本作品ではほぼ全編がロケ撮影である。戦後の貧困にあえぐイタリア社会をリアルに映し出そうとするテーマが見受けられ、ドキュメンタリー的撮影手法が多く使われている。この事からも本作品が「ネオレアリズモの名作」と呼ばれる所以である。

自転車泥棒


星あらすじ
 第二次世界大戦後のイタリア。2年間職に就けなかったアントニオ・リッチ(ランベルト・マッジォラーニ)は、職業安定所の紹介で役所のポスター貼りの仕事を得る。仕事に就くためには自転車が必要だと言われるが、生活の厳しいアントニオは自転車を質に入れていた。妻のマリア(リアネーラ・カレル)が家のベッドのシーツを質に入れ、その金で自転車を取り戻す。新しい職に浮かれるアントニオを見て、6歳になる息子のブルーノ(エンツォ・スタヨーラ)も心を躍らせる。

 ブルーノを自転車に乗せ、意気揚々と出勤するアントニオ。しかし仕事の初日、ポスターを貼っている最中に自転車を盗まれてしまう。警察に届けるも「自分で探せ」と言われる始末。自転車がなければ職を失う。新しい自転車を買う金もない。アントニオは自力で自転車を探し始める。友人のバイオッコ(ジーノ・サルタマレンダ)に相談した結果、翌朝に広場のマーケットへ探しに行くことに。ブルーノを連れて、マーケットへ向かうアントニオ。広場には大量の自転車が売りに出されていたがアントニオの自転車は見つからない。

自転車泥棒

 息子ともに途方に暮れている中、アントニオは犯人らしき男が老人と会話しているのを見かける。男を追いかけるも逃げられてしまい、続けて老人を追う。老人は「何も知らない」と言い張るが、食い下がり老人についていく。老人は施しを行う教会に入った。アントニオとブルーノも中に入って老人を問い詰め、さっき話していた男の住所を聞き出すが、目を放した隙に逃げられてしまう。老人に逃げられたことをブルーノに責められ、アントニオはブルーノの顔をぶってしまう。

 ブルーノを慰めるために、高級レストランに入るアントニオ。周囲が豪華な食事をする中、肩身の狭い思いで食事をする。「ポスター貼りを続けられればもっと生活が楽になるんだ、だからなんとしても自転車を見つけたい」とアントニオは息子に語る。昨日までインチキだとこき下ろしていた占い師にも頼ってみるが、「すぐに見つかるか、出てこないかだ」としか言われず何の進展もない。

自転車泥棒

 貧民街で犯人とおぼしき男を見つけたアントニオは、激しく男を問い詰める。しかし男は何も知らないと言う。昂ぶった街の男たちに取り囲まれたアントニオの元へブルーノが警官を連れてくる。警官とともに男の家を捜索するが、自転車は見当たらない。証拠もなく、証人もいなければこれ以上の捜査はできないと警官が言う。アントニオはあきらめ、住民に激しくなじられながら貧民街をあとにする。

 あてもなく歩き、サッカーの試合を開催しているスタジアムの前で座り込む二人。目の前には観客が乗ってきた大量の自転車。背後には人気のない通りに一台の自転車が止まっている。アントニオは立ち上がり、何度も振り返って一台の自転車を気にする。やがて試合が終わり、退場する観客で通りが混雑し始める。何か思い立った表情のアントニオは息子に金を渡し、先に帰って待っていろと言う。そして背後の通りへ恐る恐る歩いていき、人気のないことを確認する・・・。



トレーラー


原題:LADRI DI BICICLETTE(英題:The Bicycle Thief)
公開:1948年(イタリア)、1950年(日本)
製作国:イタリア
配給:イタリフィルム=松竹
上映時間:93分


星キャスト
ランベルト・マジョラーニ、エンツォ・スタヨーラ、リアネーラ・カレル、ジーノ・サルタマレンダ、ヴィットリオ・アントヌッチ、ジュリオ・キアリ


星スタッフ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
製作:ヴィットリオ・デ・シーカ
原作:ルイジ・バルトリーニ
脚本:チェーザレ・ザヴァッティーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、オレステ・ビアンコーリ、スーゾ・チェッチ・ダミーコ、アドルフォ・フランツィ、ゲラルド・ゲラルディ、ジェラルド・グェリエリ
音楽:アレッサンドロ・チコニーニ
撮影:カルロ・モンテュオリ
編集:エラルド・ラ・ローマ


星受賞歴
第22回アカデミー賞:特別賞(外国語映画賞)
第7回ゴールデングローブ賞:外国語映画賞
第3回英国アカデミー賞:作品賞
第15回ニューヨーク批評家協会賞:外国映画賞受賞
1950年度キネマ旬報外国映画:ベストテン第1位


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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

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