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映画 《 俺たちに明日はない 》

俺たちに明日はない
 1968年に日本公開のアメリカ映画。経済恐慌にあえぐ30年代のアメリカでは、ギャングが横行していた。なかでもひときわ悪名高い男女の2人組みが、ボニー&クライドだ。無軌道に犯罪を重ねる彼らは、娯楽のない国民のヒーロー的存在になる・・・。アカデミー賞では、助演女優賞(エステル・パーソンズ)、撮影賞の2部門を受賞したアメリカン・ニューシネマの先駆けであり名作である。

 監督:アーサー・ペン/出演:ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン 他。


head_star.gif解説
 大恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと死に至るまでを描いている。1930年代に各地で強盗を繰り返したクライド・バロウとボニー・バーカーの実話を元にしたアメリカン・ニューシネマの大ヒットした名作。犯罪者らしからぬスタイリッシュな装いが人気が出たひとつの理由で、ボニーの衣装は今でもファッション誌でとりあげられるほどである。

 1960年代に『エスクァイア』で編集者をしていたデヴィッド・ニューマンとロバート・ベントンが、ボニーとクライドを扱った本に感銘を受けたのが映画製作の始まりである。ニューマンとベントンは共同でボニーとクライドを主役にした映画の脚本を執筆、二人が書き上げた脚本を読んで心を動かされた映画俳優のウォーレン・ビーティが脚本の映画化を決意した。映画化にあたり、ビーティは作品のプロデューサーを担当することになった。

 本作のプロデューサーになったビーティは、当初ヌーヴェルヴァーグの旗手として知られていたフランソワ・トリュフォーを監督候補に考えていた。トリュフォーもこの企画に対して深く興味を示したが、撮影が始まる際に長年念願だった『華氏451』の製作が決まり、彼はそちらを監督するためにプロジェクトから離脱した。当初はプロデューサーに専念するはずだったビーティが、主役の一人であるクライド・バロウを演じることになり、ボニー・パーカーをフェイ・ダナウェイが演じて、一躍知名度を高め、マイケル・J・ポラードと共に英国アカデミー賞の新人賞を受賞した。

俺たちに明日はない

 本作の配給を担当したワーナー・ブラザースは最初この映画をB級映画としか考えていなかったが、公開されるや否やその斬新な内容が批評家たちに絶賛され、また映画に共感した若者たちが次々と上映館に集まりだした。これが良い宣伝になり映画の上映規模は大幅に拡大、最終的に大規模なヒット作になった。

 悲惨な最期を遂げる犯罪者を主役に据えたこと、銃に撃たれた人間が死ぬ姿をカット処理なしで撮影したこと(映画中盤でクライドに撃ち殺された銀行員がその最初の例とされる)、オーラルセックスやインポテンツを示唆するシーンを含めたことは、1960年代当時としては衝撃的なものだった。特に映画のラストシーンで87発の銃弾を浴びて絶命するボニーとクライドの姿(死のバレエ)は、当時の若者の反響や後続の映画製作者に大きな影響を与えた。本作は1992年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

俺たちに明日はない


head_star.gifあらすじ
 感化院のあがりのクライド(ウォーレン・ベイティ)が例によって駐車中の車を盗もうとした時、近くの2階から声をあげて邪魔をしたのが、ボニー(フェイ・ダナウェイ)だった。2人にはこれがはじめての出会いだったが、クライドはボニーの気の強さに、ボニーはクライドの図太さに、惚れこんでしまった。

 2人いっしょならば恐いものなしと彼らは、次々と犯行をくり返し、それにつれて2人の仲も次第に深くなっていった。ほどなくC・W・モス(マイケル・J・ポラード)を加え、仲間は3人になり、自動車泥棒にかけては神技に近い巧妙さでかせぎまくった。しかし、この名トリオもクライドの兄バック(ジーン・ハックマン)とその女房のブランシュ(エステル・パーソンズ)の出現によって、破られた。

俺たちに明日はない

 ガミガミ屋のブランシュと負けずぎらいのボニーとはうまくゆくはずがないのである。それでもとにかく5人の犯行はその後も続き、活躍の場も次第に広くなっていった。しかし、悪運もつき、アイオワで5人は保安官たちに囲まれてしまった。激しい射ち合いの末、バックは重傷を負ってしまった。

 次第にせばまる囲みを破ってクライド、ボニー、C・W・モスは逃げだしたが、ブランシュはバックを看とるために残った。再び3人にもどったクライドたちは、相変わらず自動車泥棒を続けた。母親に会いたくなったというボニーと一緒に彼女の故郷を訪れたあと、3人は、隠れ家を求めてC・W・モスの父親の農場にたどりついた。

 父親は3人の強い友情に心を打たれたが、息子の将来を考え息子の命とひきかえにボニーとクライドの隠れ場所を密告した。若い男女の愛の無法の歴史は、保安官の銃の前にはかない終焉を告げたのだった。

≪キネマ旬報より≫



トレーラー


「ボニーとクライドのバラード」 by ジョージーフェイム


原題:Bonnie and Clyde
公開:1967年(アメリカ)、1968年(日本)
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース・セブン・アーツ
上映時間:112分


head_star.gifキャスト
フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ビーティ、マイケル・J・ポラード、ジーン・ハックマン、エステル・パーソンズ、デンヴァー・パイル、ジーン・ワイルダー、エヴァンス・エヴァンス、ダブ・テイラー


head_star.gifスタッフ
監督:アーサー・ペン
製作:ウォーレン・ビーティ
脚本:デヴィッド・ニューマン、ロバート・ベントン
撮影:バーネット・ガフィ
編集:デデ・アレン
音楽:チャールズ・ストラウス


head_star.gif受賞歴
第40回アカデミー賞:助演女優賞(エステル・パーソンズ)/撮影賞(バーネット・ガフィ)
第33回ニューヨーク映画批評家協会賞:脚本賞(ロバート・ベントン、デヴィッド・ニューマン)


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Bonnie and Clyde [Original Motion Picture Score]サウンドトラック
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コメント

蜂の巣!

この映画もまた「イージー・ライダー」と同様、ラストだけ知っていました。
長い間見ないままでした。
物語の冒頭。クライドは僕が予想していた人物と随分イメージが違いました。
結構情けない部分があり、小悪党って感じです。
この二人がこれから悪党としてどのように成長(?)するのか?
そして、ラストの破滅に向かってどのように進んで行くのか?
興味深く見ていました。
途中から現れたクライドの兄と兄嫁。あの兄嫁が足を引っ張り、ボニーとクライドは警察に追い詰められて行きます。兄嫁。見ていてイライラします。史実ではその後随分長生きしたそうですね。あのイラッと来る兄嫁ブランシュを演じたエステル・パーソンズ。大変な好演です。
有名なラストに関しては今さら言う必要はないですが、「・・・・・・・・。」と言う感じです。
猪俣勝人先生の本によると、ウォーレン・ベイティは最初フェイ・ダナウェイと共演したくなかったそうですね。しかし、ダナウェイがこの役の為に10kgも減量。その根性に感服してボニー役に起用したそうです。

> 間諜X72 様

コメントありがとうございます。

人物の情けない部分を出していたのは、リアルを追求していたからだと思います。
こういう演出・表現は当時の映画としては珍しかったのではないでしょうか。
この作品が、広く評価されたひとつでしょうね。

クライドの兄嫁の演技は、観客を引きつけますね。
エステル・パーソンズと演出の賜物だと思います。
アカデミー賞で助演女優賞を獲得したのもうなずけます。

ラストは、当時には無かった表現方法で映画史上に残るシーンです。
悪事を働いても報われるような映画がありますが(ゲッタウェイ等)
この作品は史実ですが、悪事を働けば映画であっても報われてはいけないと思います。(手段は別)

フェイ・ダナウェイのエピソードありがとうございます。
相当な意気込みでボニー役を勝ち取ったのですね。
その甲斐もあってこの作品をきっかけに大スターになりますね。

それでは、またのご訪問をお待ちしております。

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Author:マックロウ [日本人]
 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

 俳優スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)を敬愛しております。

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