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影武者

影武者
 1980年に公開された黒澤明監督の日本映画。戦国武将・武田信玄の影武者として生きる運命を背負わされた一人の小泥棒の悲喜劇と、主人の遺言を守りながら戦場に散っていった家臣たちの辛苦を描く。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品。

 出演は、仲代達矢・山崎努・萩原健一 他。


星解説
 黒澤明を敬愛するフランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカスが外国版プロデューサーに名を連ねた。黒澤作品では唯一、実在の戦国武将にまつわるエピソードを取り上げたスペクタクル巨編で助監督時代からの盟友の本多猪四郎が演出補佐としてスタッフに加わるようになり、本作では演出部チーフとしてクレジットされた。黒澤監督は次回作『乱』の撮影準備(リハーサル)としてこの作品を作ったとも語っている。

 当初主演だった勝新太郎は撮影開始後に黒澤と衝突し、降板した。直接の原因は、1979年6月末のクランクイン直後の7月18日、勝が自分の演技を撮影するためのビデオカメラを、黒澤の許可を受けないまま東宝砧撮影所に持ち込んだことによる。勝は自身の役作りの参考にしようとして持ち込んだが、黒澤は勝にクレームをつけた。これに対して勝は黒澤に「撮りたい」と返答、結局は黒澤が「監督は二人いらない」との言葉を残し、勝の降板となった。これにより、『乱』の主演が内定していた仲代達矢が代役として起用されることとなった。

 音楽については、『どん底』から『赤ひげ』までコンビを組んできた佐藤勝が黒澤と対立して降板、武満徹の推薦で急遽池辺晋一郎が起用されることになった。武満の映画音楽のアシスタントをしていた池辺は『どですかでん』にも関わっており、その後『乱』を除く全作品を手がけることになる。なお、『乱』で音楽を手掛けた武満とも黒澤は激しく対立し、降板こそしなかったものの決別に至っている。

影武者


星あらすじ
 甲斐武田「風林火山」の軍が、三州街道を粛々とゆく。攻めあぐんだ三河の家康の砦、野田城を落城寸前まで追いこみながら、急に和議を結んで、ふたたび甲斐に帰るところであった。孫子の旗を立てた信玄が悠然と馬を進めているが、実はそれは信玄ではなかった。信玄に風貌生きうつしの弟、信廉(山崎努)であり、まことの信玄は、野田城攻めの一夜、勝利を目前にしながら、鉄砲で狙撃され、「われ死すとも、三年は喪を秘し、領国の備えを固め、ゆめゆめ動くな」との遺言を残し世を去った。信玄狙撃の報は各大名に伝わり、みな甲斐に注目し、信玄なくば、戦国の版図は一変する。

 死を秘すことは難事であったが、信廉はかねてから、信玄と瓜二つの男を用意していた。その男は無頼の盗人で、磔刑になるところを、あまりの酷似に、ひろいあげて刑を免じ、養っていたのだ。口のきき方も馬の御し方も心もとないこの男は、当然武田の総大将の柄ではなかったが、信玄の遺骸を秘めた大甕を朝もやの諏訪湖に葬る感動的な光景を目撃した“影の男"(仲代達矢)は、信玄の影武者になることを決意する。敵をあざむくためには、まず味方をあざむかねばならず、その事情は側近のごく僅かな者にしか、知らされなかった。信廉、勝頼(萩原健一)らが胆を冷やすことも幾度となくあったが、なんとかきりぬけ、“影"は次第に威厳のようなものをそなえるようになっていく。

影武者

 こうした成行に、勝頼は内心いら立っていた。信玄は世継ぎを竹丸(油井孝太)と決めていて、嫡子ではなくとも実子でありながら、家を継げぬ不満に、形の上のみとはいえ、“影"への服従が輪をかけた。その頃、家康(油井昌由樹)は武田への攻撃を計画し、兵を進めた。これにどう対処すべきか、重臣たちの評定は続き、“影"は主戦派の勝頼を制して「動くな、山は動かぬぞ」と結論を下した。心中、大いにゆれ動く勝頼は、ついに独断で兵を動かた。勝頼軍のみで落とせるとはとても思えず、武田軍はやむを得ず、「風林火山」の旗を立てて、勝頼軍の後方に陣をかまえた。戦いは激烈をきわめたが、勝利は、信玄の“影"の上におとずれ、こうしてすっかり影になりきった彼に不慮の事態が起ったのは、遺言の三年が過ぎようとする頃だった。

 信玄だけが御し得た荒馬「黒髪」からふり落とされたとき、川中島での刀傷がないのを側室たちに発見されてしまったのである。信玄の死は公表され、勝頼が武田の当主となり、“影"はただの男に戻った。天正三年春、勝頼は武田の全軍二万五千を率いて長篠に向い、その進軍の傍をあの“影"が身をかくしながらついてゆく。五月二十一日、信長(隆大介)、家康の連合軍と勝頼の武田軍との戦いの火ぶたが切られた・・・。


予告編


トレーラー

星ひと口コメント
映像が美しく、絵画を見るような感覚の戦国スペクタクル作品といえるでしょう。


英題:Kagemusha
公開:1980年
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:179分


星キャスト
仲代達矢、山崎努、萩原健一、油井孝太、大滝秀治、室田日出男、志甫隆之、杉森修平、清水のぼる、清水紘治、山本亘、根津甚八、阿藤海、島香裕、金窪英一、宮崎雄吾、倍賞美津子、桃井かおり、音羽久米子、井口成人、隆大介、山下哲生、山中康仁、油井昌由樹、土信田泰史、曽根徳、松井範雄、清水利比古、志村喬、藤原釜足、常田富士男、田辺年秋、山口芳満、江幡高志、杉崎昭彦


星スタッフ
監督:黒澤明
製作:田中友幸、黒澤明
エグゼクティブプロデューサー:フランシス・コッポラ、ジョージ・ルーカス
脚本:黒澤明、井手雅人
音楽:池辺晋一郎
撮影:斎藤孝雄、上田正治、宮川一夫
編集:吉崎治
アドバイザー:橋本忍
演出補佐:本多猪四郎
指揮:佐藤功太郎
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
撮影協力:中井朝一、宮川一夫
美術:村木与四郎
録音:矢野口文雄
照明:佐野武治
チーフ助監督:岡田文亮
製作担当者:橋本敏明
アシスタントプロデューサー:野上照代
監督助手:井上英之、大河原孝夫、米田興弘、小泉堯史
撮影チーフ:松尾民夫
美術チーフ:櫻木晶
録音チーフ:山田守
照明チーフ:栗木原毅
特殊機械:三輪野勇
大道具:古川原昌
装飾:山本初美
武家作法:久世竜
馬術指導:白井民平
騎馬訓練:長谷川敏
スチール:橋山直巳
音響効果:三縄一郎
編集助手:岩谷圭祐
演技事務:本田弘明
製作係:藤田昭
衣裳提供:三松
特殊視覚効果:宮西武史


星受賞歴
第32回カンヌ国際映画祭:パルム・ドール
第35回毎日映画コンクール:日本映画大賞
第23回ブルーリボン賞:作品賞
第6回セザール賞:外国映画賞
第5回報知映画賞:作品賞/助演男優賞(山崎努)


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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

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