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2010年12月17日
映画 《 ア・フュー・グッドメン 》

監督:ロブ・ライナー/出演:トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア 他。

キューバ米海軍基地で起った不審な殺人事件の真相を探る若き弁護士たちを中心に、軍隊内の組織悪を暴くために巨大な権力に立ち向かう活躍を描いている。従来の法廷映画と一線を画するのは、テーマが「軍隊とはなにか」「軍隊は正義か」で、どちらが正しいとも言いきれない状況のなかで争われる点にある。
アーロン・ソーキンの戯曲による同名の舞台劇を基に映画化された。製作費約3300万ドルに対し、アメリカだけで1億4000万ドルを超す興行収入を得た。本作の主要部分を成す法廷場面は、カリフォルニアのカルバー・スタジオに巨大セットを組んで撮影された。


キューバの米海軍基地で、海兵隊員サンティアゴが就寝中に襲われて死んだ。犯人は同部隊のダウニー一等兵(ジェームズ・マーシャル)とドーソン兵長(ウォルフガング・ボディソン)だった。検察官ロス大尉(ケヴィン・ベーコン)は、2人を殺人罪で起訴する。事件の背景にコードR(規律を乱す者への暴力的制裁)の存在を感じた内部調査部のギャロウェイ少佐(デミ・ムーア)は、被告の弁護を申し出るが、ハーバード出身で法廷経験のないキャフィー中尉(トム・クルーズ)が任命された。キャフィーは偉大な弁護士だった父の影を意識するあまり、担当した事件はすべて検察側との事前取引で処理してきた男だった。

キャフィーの助手として同僚のウェインバーグ大尉(ケヴィン・ポラック)が選ばれ、ギャロウェイを中心に調査を開始するが、やはり被告たちは、上官ケンドリック中尉(キーファー・サザーランド)からコードRの命令を受けていた。サンティアゴは訓練に絶えかね、ドーソンによる不法発砲事件の情報提供と引き換えに、基地からの転籍を申し出ていた。それを知った最高指揮官ジェセップ大佐(ジャック・ニコルソン)は激怒し、マーキンソン中佐(J・T・ウォルシュ)の反対も聞かずコードRの実行を示唆したのだった。

命令に忠実に従っただけで、殺意は無かったのだという言葉にに心を動かされたキャフィーは、被告の無罪を申し立て、法廷での裁判が始まった。裁判の途中、失踪していたマーキンソンが現れ、真実を証言すると約束したりもするが、直前に自殺してしまい審理は困難を極める。苦悩しつつキャフィーは、ジェセップを証言台に立たせることを決意した……。
≪キネマ旬報より抜粋≫
トレーラー
"You Can't Handle the Truth"
コードR/忠誠(サウンドトラック)
原題:A Few Good Men
製作年:1992年
公開年:1993年
製作国:アメリカ
配給:コロンビア トライスター映画
上映時間:137分

トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケヴィン・ベーコン、キーファー・サザーランド、ケヴィン・ポラック、ジェームズ・マーシャル、J・T・ウォルシュ、ウォルフガング・ボディソン、クリストファー・ゲスト、J・A・プレストン、マット・クレイヴン、キューバ・グッディング・Jr、ノア・ワイリー、ザンダー・バークレイ

監督:ロブ・ライナー
製作総指揮:ウィリアム・S・ギルモア、レイチェル・ファイファー
製作:デヴィッド・ブラウン、ロブ・ライナー、アンドリュー・シェインマン
原作戯曲:アーロン・ソーキン
脚本:アーロン・ソーキン
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:マーク・シェイマン
美術:J・マイケル・リヴァ
編集:ロバート・レイトン
衣装デザイン:グロリア・グレシャム

第2回MTVムービー・アワード:作品賞
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カテゴリー: [アメリカ映画 法廷]
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