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2010年10月12日
映画 《 ダイ・ハード 》

監督:ジョン・マクティアナン/出演:ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア 他。

クリスマス・イブの夜にロサンゼルスのハイテク高層ビルが、謎の武装テロリスト集団に占拠されるという事件に、偶然巻き込まれた1人の刑事の活躍と死闘の戦いを描いている。スーパーマンやタフガイではない、ボロボロに傷つき苦境にボヤきながら闘う等身大の人間臭い刑事を映し出している。
1970年代のロデリック・ソープの小説『Nothing Lasts Forever』を原作としている。主人公の設定や時代背景、作品全体のテイストなどは大きく脚色されているが、ストーリーの展開に関しては忠実に映画化されている。

主人公のキャスティングは順番にアーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローン、バート・レイノルズ、リチャード・ギアが候補として挙げられ、中でもリチャード・ギアが最有力とされていた。
劇中で「ナカトミ・プラザ」と呼ばれるナカトミコーポレーションの本社ビルは、ロサンゼルス市のセンチュリー・シティーにある20世紀フォックス本社ビル「フォックス・プラザ」を使用したもので、実在する。


ニューヨークの刑事ジョン・マックレーン(ブルース・ウィリス)は、クリスマス休暇を妻ホリー(ボニー・ベデリア)と2人の子供たちと過ごすためロサンゼルスへやってきた。ホリーは日本商社ナカトミ株式会社に勤務し、夫と離れこの地に住んでいるのだった。
ジョンは、クリスマス・イヴの今日、ナカトミの社長タカギ(ジェームズ・シゲタ)の開いている慰労パーティに出席している妻を訪ね、現代ハイテク技術の粋を極めた34階建ての超高層ナカトミビルに向かうのだった。ホリーは単身赴任によって、結婚と仕事の両立に苦しんでいたが、再会したジョンを目にすると改めて彼への愛を確認するのだった。

ところがパーティも盛りあがりをみせた頃、13人のテロリストがビルを襲い、事態は混乱を極める。リーダーのハンス・グルーバー(アラン・リックマン)は金庫に眠る6億4000万ドルの無記名の債券を要求するが、タカギがそれに応じないのを見てとると、彼を射殺してしまう。
そしてその現場をジョンが目撃したことにより、彼とテロリストたちの息詰まる戦いの火ぶたが切って落とされるのだった。ジョンは機転をきかせ、パトロール中のパウエル巡査部長(レジナルド・ヴェルジョンソン)に事件の重大さを知らせ、援軍を求める。

その頃テロリストの一味であるテオ(クラレンス・ギルヤード・ジュニア)が金庫の暗号の解読に成功し、債券はハンスたちの手に握られた。また彼は、ホリーがジョンの妻であることをTV放送によって知り、彼女を人質にビルからの脱出を企てる。
愛する妻を捕えられたジョンは、2発しか残されていない銃を片手に決死の覚悟でハンスと対決し、一瞬のアイデアの巧みさで彼を撃ち倒す。しかし安堵するジョンとホリーを、1度は彼が叩きのめしたはずのテロリストの1人、カール(アレクサンダー・ゴドノフ)が執念に狙い撃つ……。
≪キネマ旬報より抜粋≫
トレーラー
''The Tower''
原題:Die Hard
製作年:1988年
公開年:1989年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス
上映時間:131分

ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア、アレクサンダー・ゴドノフ、レジナルド・ヴェルジョンソン、ポール・グリーソン、ウィリアム・アザートン、ハート・ボックナー、ジェームズ繁田、アル・レオン、デヴロー・ホワイト、グランド・L・ブッシュ、ロバート・ダヴィ、アンドレアス・ウィスニュースキー、ブルーノ・ドヨン

監督:ジョン・マクティアナン
製作総指揮:チャールズ・ゴードン
製作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルヴァー
原作:ロデリック・ソープ
脚本:ジェブ・スチュアート、スティーヴン・E・デ・スーザ
撮影:ヤン・デ・ボン
特撮:リチャード・エドランド
音楽:マイケル・ケイメン
美術:ジャクソン・デ・ゴヴィア
編集:フランク・J・ユリオステ、ジョン・F・リンク
衣装デザイン:Marilyn Vance Straker

第13回日本アカデミー賞:外国作品賞
第32回ブルーリボン賞:外国作品賞
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カテゴリー: [アメリカ映画 アクション]
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