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映画 《 大人は判ってくれない 》

大人は判ってくれない
 1960年に公開のフランス映画。パリの下町に住む13歳の少年、アントワーヌ・ドワネル。学校ではいつもいたずらばかりして先生に目をつけられている。共稼ぎの両親は、夫婦仲が余りよくなく何かと口論ばかりしていた。そんなある日、遊び金に困った彼は父の会社のタイプライターを盗んで質に入れようとしたが、すぐにバレてしまい、両親は彼を少年鑑別所に入れてしまう……。カンヌ国際映画祭では、監督賞を獲得したフランソワ・トリュフォー監督の長編デビュー作。

 監督:フランソワ・トリュフォー/出演:ジャン=ピエール・レオ、クレール・モーリエ、アルベール・レミー 他。


星解説
 パリを舞台に、学校でいたずらばかりしている両親の愛を知らない13歳の少年の悲しみと不安の姿を描いている。フランソワ・トリュフォー監督が27歳の時に撮った、自身の少年時代を色濃く反映させた自伝的モノクロ作品。トリュフォーは、本作で「ヌーヴェルヴァーグ」の旗手として一躍、脚光を浴びることとなった。原題の『LES QUATRE CENTS COUPS』を直訳すると『400回の殴打』。

 本作を観たジャン・コクトーは「わがフランソワ君、君の映画は傑作である。奇跡のようなものだ。親愛のキスを送る」という賛辞をトリュフォーに送った。本作品の成功に続き、ジャン=ピエール・レオ演ずるアントワーヌ・ドワネルを主人公とする「アントワーヌ・ドワネルの冒険」としてシリーズ化され、『逃げ去る恋』(1978年) に至るまで合計5本が製作された。

大人は判ってくれない

 劇中の逃げた子犬を追いかける女性はジャンヌ・モロー。「よせ、子供は」と言って彼女の後を追っていく男性はジャン=クロード・ブリアリ。「お迎えの馬車が来たぞ」と叫ぶ警官はジャック・ドゥミ監督。ヌーヴェルヴァーグ仲間のカメオ出演である。また、遊園地のローターのシーンではトリュフォーの姿が見える。

 散歩中の生徒たちが列から抜けて逃げ出すシーンはジャン・ヴィゴ監督の『新学期・操行ゼロ』のパロディー。アントワーヌが両親と一緒に観に行った映画はジャック・リヴェット監督の『パリはわれらのもの』であるが、当時はまだ完成されていなかった。

 精神科の女医がアントワーヌに質問するシーンは、トリュフォー自らがジャン=ピエール・レオにインタビューしたものに脚本家のアネット・ヴァドマンの声を吹き替えたもの。ヴァドマンの美声に惚れ込んだトリュフォーは以前から出演を打診していたのだが、当時彼女が妊娠中だったので声だけの出演という運びとなった。

大人は判ってくれない


星あらすじ
 大人たちは少年時代を思い出しては、楽しかったという。が、十二歳のアントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)には、毎日がいやなことの連続だ。その日も、彼は学校で立たされ、宿題を課せられた。が、親子三人暮しのアパートには共かせぎの両親が帰る前に、日課の掃除が待ってい、口やかましい母親(クレール・モーリエ)と、妻の顔色をうかがう父親(アルベール・レミー)とのあわただしい食事がすむと、そのあと片づけで、宿題をやる暇はなかった。

 翌朝、登校の途中、親友のルネ(パトリック・オーフェイ)と出会うと、彼は学校へ行くのをやめ、二人で一日を遊び過した。それはどんなに晴れ晴れとしていたことだろう。が、午後に、街中で、見知らぬ男と母親が抱き合っているのを見た。視線が合った。

大人は判ってくれない

 その夜、母の帰宅は遅かった。父との言い争いの落ち行く先はアントワーヌのことだ。彼は母の連れ子だった。翌朝、仕方なく登校し、前日の欠席の理由を教師に追求されたとき、思わず答えた。母が死んだのです。が、前日の欠席を知った両親が現れ、ウソになった。父は彼をなぐり、今夜はなし合おうといった。その夜、彼は家へ帰らず、ルネの叔父の印刷工場の片隅で朝を迎えた。

 母は息子の反抗に驚き、学校から彼をつれもどした。風呂に入れて洗ってくれた。精一杯優しく彼を励ますが彼は心を閉ざしてしまっていた。翌日から平和が戻ってきたように見えた。親子で映画にも行った。が、ある日の作文で、アントワーヌは尊敬するバルザックの文章を丸写しにし、教師から叱られ、それを弁護したルネが停学になった。

大人は判ってくれない

 彼も、欠席して家を出、ルネの家にかくれ住んだ。金持の子の、大きな家の一室で、食べものを探しながらの生活は、たいしたアヴァンチュールだった。やがて金に困り、ルネと共に、父の勤める会社のタイプライターを盗みだした。が、金にかえることができず、もとに戻しに行った時守衛に捕った。

 父親は彼を警察へ連れていく。非行少年として少年審判所へ送られた。護送車の中で初めて涙が出た。母親は少年に面会もせず、判事の鑑別所送りのすすめに応じた。鑑別所で、束縛された毎日のあと、やっと母親が面会にきた。ここが似合いだよ。母は冷かった……。

≪キネマ旬報より抜粋≫



予告編


サウンドトラック


原題:Les Quatre Cents Coups
製作年:1959年
公開年:1960年
製作国:フランス
配給:東和
上映時間:97分


星キャスト
ジャン=ピエール・レオ、クレール・モーリエ、アルベール・レミー、ジャン=クロード・ブリアリ、ギイ・ドゥコンブル、パトリック・オーフェイ


星スタッフ
監督:フランソワ・トリュフォー
製作:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー、マルセル・ムーシー
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:ジャン・コンスタンタン
編集:マリー=ジョセフ・ヨヨット


星受賞歴
第12回カンヌ国際映画祭:監督賞(フランソワ・トリュフォー)/国際カトリック映画事務局賞(フランソワ・トリュフォー)
第25回ニューヨーク映画批評家協会賞:外国映画賞


大人は判ってくれない [DVD]
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カテゴリー: [外国映画 ドラマ]

コメント

観たくなりました。

なかなか昔の映画を見る機会が無いのですが・・
あらすじを読んで観たくなってしまいました。
昔の名作もお奨めがあれば色々と見て観たいんですが!
なんだかんだ最新の話題作に行ってしまいがちです・・

kato(s)さんへ

コメントありがとうございます。
観たくなって頂いて、たいへん嬉しく思います。
昔の名作のおすすめですが、kato(s)さんはどのようなジャンルがお好みですか?
現在掲載している記事の中でも宜しければ、全ての作品がおすすめなのですが、その中でも上部にあるスクロールしている画像が、記事中の「ベスト30作品」で最近の映画も含まれていますが、おすすめ作品です。(クリックして頂けばその作品記事に行きます)
「午前十時の映画祭」の作品もおすすめです。
最新の話題作も良い作品もありますが、昔の名作は数多くの映画に影響を与えた作品ですので観ごたえ十分ですよ!
それでは、またのご訪問をお待ちしております。

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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

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