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映画 《 ダンス・ウィズ・ウルブズ 》

ダンス・ウィズ・ウルブズ
 1991年に公開のアメリカ映画。 1864年、アメリカ西部がまだ“無垢な土地”だった時代。ひょんなことから南北戦争の英雄となったダンバー中尉は、消えゆくフロンティアを見ようと当時の最西部を任地として選ぶ。インディアンとの友情、バッファロー狩り、そして真実の愛。いまや彼は“狼と踊る男”という一人のインディアンになっていた……。アカデミー賞では作品賞を始め、7部門を獲得した西部史劇の傑作。

 監督:ケヴィン・コスナー/出演:ケヴィン・コスナー、メアリー・マクドネル、グレアム・グリーン 他。


星解説
 19世紀のアメリカ、フロンティアを舞台にインディアンの女性と愛し合いインディアンと共に生きた元北軍中尉の、数奇な運命とアメリカ西部の大自然の郷愁と共にアメリカが、先住民を虐殺しバッファローを絶滅寸前に追い込んだ想いを壮大なスケールで描いている。本作は2007年にアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録された。

 それまでの「片言の英語を話すインディアン」というステレオタイプから脱却し、「インディアンたちが彼らの言語で喋る」、という点で従来の西部劇とは一線を画している。グレアム・グリーンを始めインディアンを演じた俳優はインディアンの血を引いてはいるがダコタ語は話せず、撮影に際して特訓を強いられた。

 マイケル・ブレイクによる原作小説は発表当初、白人を批判するという内容に嫌悪感を抱いた多数の出版関係者により発売を拒否されていたが、俳優のケビン・コスナーは原作の内容に好感を持ちブレイクに対し、自らが監督も兼任するという形での映画化を懇願していた。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

 1988年にようやく原作が一般に向けて発売されるのと並行してコスナーは『アンタッチャブル』『フィールド・オブ・ドリームス』の成功によりアメリカを代表する2枚目スターの地位を確立し巨大な富を得ていた。それらの作品で得た私財の全てを継ぎ込んで、1989年7月に撮影が開始された。原作で主人公と交流するインディアン部族はコマンチ族だが、映画化にあたっては同じ平原の部族であるスー族に設定変更されている。

 映画史上に残るとされる壮大なスケールの原風景は一部ワイオミング州を除いて殆どがサウスダコタ州で撮影された。その他にバッドランズ国立公園やピアでも行われている。アメリカ国内だけで製作費の10倍近い収益を挙げ、世界規模でも大ヒットし結果的に全世界で4億2400万ドルの興行収入を記録した。ケヴィン・コスナーはロバート・レッドフォード、ウォーレン・ベイティに続き「監督としても成功したトップスター」の地位を確立した。

ダンス・ウィズ・ウルブズ


星あらすじ
 1863年秋、南北戦争の激戦地テネシー州セント・デービッド。足に重傷を負い、片足を切断されると思い込んだ北軍中尉ジョン・ダンバー(ケヴィン・コスナー)は、北軍と南軍両陣営の眺み合いが続く中、決死の覚悟で単身馬を駆って敵陣に飛び込んだ。南軍が虚を突かれた隙に、北軍は一勢に彼の後に続いて攻め込み、勝利を収めた。

 戦闘が終わって一躍英雄となったダンバーは、殊勲者として勤務地を選ぶ権利を与えられ、フロンティアと呼ばれていた当時の最西部、サウスダコタのセッジウィック砦に赴任した。見渡す限りの荒野のただ中の砦とは名ばかりの廃屋で、ダンバーは愛馬シスコ、そしてトゥー・ソックスと名付けた野性の狼とともに、1人きりの、しかし不思議に満ち足りた生活を送り始めた。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

 1カ月がたち、ダンバーはシスコを盗みに来たインディアンを慌てて追いはらう。この、ダンバーが辺境に来て以来初めて出会った人間こそ、インディアンのスー族の聖人蹴る鳥(グラハム・グリーン)で、長老とともに150人の部族を仕切っていた。集落に帰った蹴る鳥は、風変わりな白人の話をし、将来のために彼と接触すべきだと長老たちに力説した。

 一方ダンバーも、インディアンとコンタクトを取りたいと望み、自ら乗り込もうと決意していた。翌日、軍服を来て星条旗を掲げて出掛けたダンバーは、途中で1人の目の青いインディアン女性が倒れているのを助け、集落まで送り届けた。この事件がきっかけとなり、数日後蹴る鳥と勇者風になびく髪(ロドニー・A・グラント)が砦に返礼にやってきた。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

 ダンバーは精一杯にもてなし、やがて、彼らは頻繁に行き来するようになる。意志の疎通のもどかしさを解消するために立てられた通訳は、以前ダンバーが助けた女拳を握って立つ女(メアリー・マクドネル)で、彼女は幼い頃に拾われてスー族に育てられた白人女性だった。

 ある夜、バッファローの大軍が砦の傍らを走り抜けてゆくのを目撃したダンバーは、シスコを駆って蹴る鳥たちにいちはやく知らせた。翌日、ダンバーも参加してバッファロー狩りが行われる。それは、毛皮目当ての白人の狩猟とは違い、神聖で心躍る儀式であり、ダンバーは、これまで味わったことのなかった調和と安らぎを覚える。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

 いつしか拳を握って立つ女を愛し始めていた彼は、祝福されて彼女と結婚、集落に自分のテントを持つようになる。狼と踊る男というインディアン名前をもらい、ダンバーは完全にスー族の一員になったかに思えた。冬が近づき、スー族とともに冬ごもりの土地へ移動する決意をしたダンバーは、合衆国の軍隊に足どりを知られないために、かつて克明に綴っていた日記を取りに久しぶりに砦に戻った。

 しかしそこにはすでに騎兵隊の部隊が大挙しており、ダンバーはインディアンとして捕われてしまう。反逆罪に問われ、処刑を目前にした時、スー族の勇者たちがダンバーを護送する馬軍を急襲、彼は救われた。しかし、インディアンを彼らの土地から駆逐する合衆国の軍勢はすぐそこまで迫っていた……。

≪キネマ旬報より抜粋≫



トレーラー


サウンドトラック


原題:Dances with Wolves
製作年:1990年
公開年:1991年
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
上映時間:181分


星キャスト
ケヴィン・コスナー、メアリー・マクドネル、グレアム・グリーン、ロドニー・A・グラント、ロバート・パストレッリ、フロイド・レッド・クロウ・ウェスターマン、ウェス・ステューディ、モーリー・チェイキン、マイケル・スピアーズ、ジミー・ハーマン、ラリー・ジョシュア


星スタッフ
監督:ケヴィン・コスナー
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
製作:ジム・ウィルソン、ケヴィン・コスナー
原作:マイケル・ブレイク
脚本:マイケル・ブレイク
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ジョン・バリー
美術:ジェフリー・ビークロフト
編集:ニール・トラヴィス


星受賞歴
第63回アカデミー賞:作品賞/監督賞(ケヴィン・コスナー)/脚色賞(マイケル・ブレイク)/撮影賞(ディーン・セムラー)/作曲賞(ジョン・バリー)/録音賞(Bill W.Benton、Jeffrey Perkins、Greg Watkins、Russell Williams,II)/編集賞(ニール・トラヴィス)
第48回ゴールデングローブ賞:作品賞(ドラマ)/監督賞(ケヴィン・コスナー)/脚本賞(マイケル・ブレイク)
第41回ベルリン国際映画祭:特別個人貢献賞(ケヴィン・コスナー)
第15回日本アカデミー賞:外国作品賞


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Dances with Wolves サントラ
Dances with Wolves サントラ

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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

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