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荒野の用心棒

荒野の用心棒
 1965年に日本公開のイタリア映画。ニューメキシコ国境の町サン・ミゲル。ふたつの無法者勢力が争い続けるこの町に、ふらりと現れた凄腕のガンマンは、互いの勢力をうまくだましながら、それぞれを破滅へと追いやっていく……。黒澤明監督の「用心棒」を西部劇に翻案したマカロニ・ウェスタン。

 監督:セルジオ・レオーネ/出演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ 他。


星解説
 セルジオ・レオーネ監督はそれまでになかった空想的なアクションと流血描写で新しいヒーロー像を創り上げ、音楽担当エンニオ・モリコーネとクリント・イーストウッドと共に出世作となった。

 マカロニ・ウェスタンブームの先駆けとなり、築き上げた。エンニオ・モリコーネの楽曲による旋律の数々が、映像を一段と魅力的に映えさせている。スペインのアルメリア地方で撮影された。

荒野の用心棒

 イタリアで公開された黒澤明監督の『用心棒』を見て感銘を受けたセルジオ・レオーネが、を西部劇に作り変えようとした。レオーネは同僚の撮影監督や脚本家たちを誘って再度『用心棒』を鑑賞、脚本執筆の参考にするために映画の台詞をそのまま書き写したと言われている。

 当初レオーネは『荒野の七人』に出演したチャールズ・ブロンソンやジェームズ・コバーンなどのハリウッドスターを主演に起用しようとした。しかし、製作予算と比べて彼らの出演費用が高すぎたため断念、そこで代わりに白羽の矢を立てたのが当時テレビ西部劇『ローハイド』でブレイク中だったクリント・イーストウッドだった。

荒野の用心棒

 無名のイタリア人監督がスペインで日本映画の西部劇風リメイクを製作するという如何にもうさん臭い企画ではあったが、『ローハイド』出演の際に他のハリウッド映画に出演できないという契約を結んでいたイーストウッドはオファーを受諾した。アメリカ人のイーストウッド、ドイツ人のマリアンネ・コッホ、イタリア人のジャン・マリア・ヴォロンテなど各国から俳優を掻き集めて製作されたが、それぞれの俳優が自国語で演技したのを後で声優が吹き替えるという手法が取られた。

 レオーネはアメリカ公開にあたり、監督である自身の名前をボブ・ロバートソンというアメリカ人風の偽名でクレジットした。これは西部劇の本場アメリカの観衆が、イタリア製西部劇に拒絶反応を示すのではないかと危惧していたからである。作曲家のエンニオ・モリコーネ、俳優のジャン・マリア・ヴォロンテなど映画製作に携わった他のイタリア人たちもレオーネ同様、偽名を用いている。

荒野の用心棒

 本作は映画の筋書きや登場人物、演出、台詞などから明らかに黒澤明の『用心棒』の翻案である。クリント・イーストウッドに出演依頼を行う際に「日本映画のリメイクを作る」と伝えている。しかし、監督のセルジオ・レオーネと製作会社は公開にあたり黒澤明の許可を得ていなかった。そのため『用心棒』の製作会社がレオーネたちを著作権侵害だとして告訴、勝訴している。この裁判の結果を受けて『荒野の用心棒』の製作会社は黒澤たちに謝罪し、アジアにおける配給権と全世界における興行収入の15%を支払うことになった

 1960年代初期からイタリアでは西部劇が作られていたが、そのイタリア製の西部劇、マカロニ・ウェスタンが世界的に知られるようになったのは『荒野の用心棒』のアメリカにおける大ヒットからである。その暴力的なシーンを多用した乾いた作風や激しいガン・ファイトが、当時の西部劇の価値観を大きく変えたと言われている。

荒野の用心棒


星あらすじ
 無法者の横行する1872年のニュー・メキシコ。ある日ジョー(クリント・イーストウッド)という、腕利きの男が現われ、この町を二分するロホ兄弟の方に身を寄せることになった。もう一方の旗頭モラレスの手下四人を鮮やかに片づけたからだ。

 彼は酒場の亭主からこのニつの勢力が町の皆から煙たがられていることを知り、その厄病神どもを始末しようと考えた。一計を案じて両派を反目させることに成功、ロホ兄弟はモラレス家に殴り込みの準備をした。

荒野の用心棒

 兄弟の弟ラモン(ジョン・ウェルズ)がマリソル(マリアンネ・コッホ)という子持ち女を自分のものにしようと監禁しているのを知ったジョーは、見張りの手下を始末し、母子を逃がした。これをモラレスの仕業と見せかけたつもりだったが、ラモンに見破られ、マリソルの行方を自白させようと激しいリンチを加えられたが、口は割らなかった。

 夜、半死半生のジョーは、スキを見てロホ家をぬけ出し、棺桶屋のオヤジの手引で安全な隠れ家に身を寄せた。その隠れ家に、棺桶屋のオヤジがロホ一家の手下をだまして手に入れた拳銃をもってきてくれた。

荒野の用心棒

 傷つけられた身体で、ジョーは拳銃の早射ちの業をみがいた。傷ついた左手が利かぬ以上、右手で勝負するほかない。彼の失踪にあわてたラモンたちは酒屋の亭主を捕えて居所を教えろと迫ったが果さず、ついにモラレス家に殴り込みをかけ、不意を襲われたモラレスは簡単にやられてしまった。

 ラモンは酒屋の亭主を通りの真中でリンチを加えた。ジョーをおびきよせるためである。静まりかえった町に姿を現したジョーは、待ちかまえたラモンから続けざまに銃弾を浴びた……。

≪キネマ旬報より抜粋≫



トレーラー


トレーラー(イタリア版)


「棺桶を3基用意しておけ」


さすらいの口笛(エンニオ・モリコーネ)


荒野の用心棒(エンニオ・モリコーネ)


原題:Per un Pugno di Dollari、英題:A Fistful of Dollars
製作年:1964年
公開年:1965年
製作国:イタリア
配給:東和
上映時間:96分


星キャスト
クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ、ヨゼフ・エッガー、マルガリータ・ロサーノ、ホセ・カルヴォ、アントニオ・プリエト、ジークハルト・ルップ、マリオ・ブレガ、ウォルフガング・ルスキー、ラフ・バルダッサーレ、ジョン・ウェルズ


星スタッフ
監督:セルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン名義)
製作:アリゴ・コロンボ、ジョルジオ・パーピ
原作:黒澤明、菊島隆三
脚本:セルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン名義)、ドゥッチオ・テッサリ、ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス
撮影:ジャック・ダルマース
音楽:エンニオ・モリコーネ
美術:チャールズ・シモンズ
編集:ボブ・クイントル


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「荒野の用心棒」オリジナル・サウンドトラック
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カテゴリー: [外国映画 西部劇]

コメント

これは・・・。

初めて見ました。
音楽は有名で昔からよく聞いていましたが。
イーストウッドの早撃ちは、やっぱりかっこいいですね!
またこの役はブロンソンやコバーンでは、ちょっと違うかなと思います。

イタリアのお客さんに「ハリウッド製西部劇」と思わせる為に監督はアメリカ人っぽい名前にしたと思ったら逆だったんですね。
勉強になりました。

GWもあと半日で終わりですね。ガッカリです・・・・・。

間諜X72さんへ

コメントありがとうございます。

> イーストウッドの早撃ちは、やっぱりかっこいいですね!
そうですね。イーストウッドの早撃ち、かっこいいですね。

> またこの役はブロンソンやコバーンでは、ちょっと違うかなと思います。
この映画はやっぱり、イーストウッドですよね。

> イタリアのお客さんに「ハリウッド製西部劇」と思わせる為に監督はアメリカ人っぽい名前にしたと思ったら逆だったんですね。
おもしろい、エピソードですよね。

> GWもあと半日で終わりですね。ガッカリです・・・・・。
GWの休日、あっというまに過ぎますよね。

それでは、またのご訪問をお待ちしております。

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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

 俳優スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)を敬愛しております。

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