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ソフィーの選択

ソフィーの選択
 1983年に日本公開のアメリカ映画。作家志望の青年スティンゴが、ソフィーという暗い影のあるユダヤ人女性と彼女の恋人ネイサンと知り合う。ソフィーには誰にも語ることの出来ない悲痛な過去があった。それは、彼女の人生を大きく左右する言葉に出来ない選択であった・・・。アカデミー賞ではメリル・ストリープが、主演女優賞を始めに、その他多数の映画賞を受賞した。

 監督:アラン・J・パクラ/出演:メリル・ストリープ、ケヴィン・クライン、ピーター・マクニコル 他。


星解説
 かけだしの作家が、ニューヨークで知り合ったナチスのユダヤ人収容所に端を発する、女性の悲劇と彼女の恋人の悲しい真実とを織りなす人間ドラマを描いている。

 第二次世界大戦を体験したユダヤ人である女性の悲劇をアカデミー賞の主演女優賞を始めに、その他多数の映画賞を受賞したメリル・ストリープの熱演と、人種差別という政治的な壁に隔てられた、恋人たちの揺れ動く心情を淡々とした演出で観せて、やがて明かされる驚愕の“選択”へと繋がっていく力作。

 生き延びるためにせざるを得なかった「選択」のために愛する人の喪失と強制収容所での経験というトラウマを抱えて生きる女性の苦悩と狂気を淡々と映し出して人間の本質を印象的に訴えてくる。ピューリッツァー賞を受賞した、ウィリアム・スタイロンの小説を映画化した作品である。

ソフィーの選択


星あらすじ
 1947年、作家志望の青年スティンゴ(ピーター・マクニコル)はニューヨークに出て、ブルックリンにあるジンマーマン夫人(リタ・カリン)のアパートに住む。ここは内装がピンク一色という変わったところであった。

 階段で2人の男女が争っているのを目撃。その夜、その女ソフィー(メリル・ストリープ)が彼の部屋にやって来た。「父はポーランドの大学教授でユダヤ人を助けようとした」と語るソフィーの腕には、強制収容所の囚人番号の烙印があった。

 翌朝、スティンゴはソフィーとネイサン(ケヴィン・クライン)に起こされた。ネイサンは製剤会社ファイザーに勤めている生物学者で、強制収容所から解放されて渡米したソフィーが貧血と疲労で倒れたところを救い、今は一緒に住んでいるという。

ソフィーの選択

 三人はコニー・アイランドで終日遊び、親友となった。しかし、スティンゴはネイサンがソフィーに言った「わかるかソフィー、俺たち死ぬんだ」という言葉が気になる。ネイサンの紹介でつきあった淫乱少女レズリー・ラピダス(グレタ・ターケン)を抱こうとすると、「性に対する恐怖を精神療法でやっと卑猥な言葉を口にすることができるようになったところだ」と泣かれて閉口する。

 心身ともに疲れてもどったスティンゴにソフィーが寝酒を誘う。そして、父と夫がドイツ軍に拉致されて処刑されたこと、自分は病気の母のため闇市でハムを買ったことがばれてアウシュヴィッツに送られたのだという。カソリック教徒である彼女は、解放後、教会で自殺を図ったとも語る。

 ネイサンの部屋へ入ると、ナチ関係の本がいっぱい。ユダヤ人である彼はナチの犯罪が許せないのだ。ネイサンはスティンゴの大事な原稿をひっさらって読み、ソフィーとスティンゴを連れてブルックリン橋へ行き、スティンゴは偉大な作家になると予言するのだった。

ソフィーの選択

 ある日、ネイサンはノーベル賞ものの研究が完成したと打ち明ける。その夜、ネイサンはソフィーが雇い主と外出したことを責めたあげくスティンゴの小説を青くさい自己憐憫という。翌日、ネイサンとソフィーがいなくなった。スティンゴは、ポーランド時代にソフィーの父の講議を受けたという教授から意外な事実を聞いた。ソフィーの父はナチ信奉者だったというのだ。

 その夜、もどってきたソフィーを問いつめると、彼女は父、父の弟子であった夫が反ユダヤ主義者であったことを認める。だが、ナチはそんなことはかまわず、父と夫を拉致し、彼女自身も息子ヤン、娘エヴァと一緒にアウシュヴィッツに送られたのだという。

 ヤンは児童収容所に、エヴァは抹殺され、ソフィーは収容所長ヘスの秘書にされる。父のナチ賞揚の論文を見せヤンをドイツ人化計画に組み入れてくれと頼むが、効果なく、ヤンのその後は知れずじまいに終ったと語るソフィー。

ソフィーの選択

 ある日、スティンゴはネイサンの兄ラリー(スティーヴン・D・ニューマン)から弟は妄想性分裂症であると聞かされる。その夜、ネイサンはソフィーに求婚し、新婚旅行にスティンゴの故郷である南ヴァージニアに行くと発表する。幸福そうなソフィー。

 ある日、またネイサンが怒り出し、スティンゴはソフィーを連れてワシントンに逃げる。ホテルの一室で、ソフィーに求婚するスティンゴ。彼にソフィーが誰にも話すことのなかった忌まわしい思い出を告白する・・・。

≪キネマ旬報より抜粋≫



トレーラー


メリル・ストリープ PHOTO


「愛のテーマ」 by マーヴィン・ハムリッシュ

http://www.youtube.com/watch?v=RYQjsbn4KCM
言葉に出来ない「選択」(ネタバレです)


原題:Sophie's Choice
公開:1982年(アメリカ)、1983年(日本)
製作国:アメリカ
配給:ユニヴァーサル=CIC
上映時間:151分


星キャスト
メリル・ストリープ、ケヴィン・クライン、ピーター・マクニコル、リタ・カリン、スティーヴン・D・ニューマン、ジョシュ・モステル、ジョセフ・ソマー、グレタ・ターケン、ロビン・バートレット、ジョン・ロスマン、デヴィッド・ウォール、ギュンター・マリア・ハルマー、カタリーナ・タールバッハ


星スタッフ
監督:アラン・J・パクラ
製作総指揮:マーティン・スターガー
製作:アラン・J・パクラ、キース・バリッシュ
原作:ウィリアム・スタイロン
脚本:アラン・J・パクラ
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
編集:エヴァン・ロットマン
美術:ジョージ・ジェンキンス、John Jay Moore
衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー


星受賞歴
第55回アカデミー賞:主演女優賞(メリル・ストリープ)
第40回ゴールデングローブ賞:主演女優賞<ドラマ部門>(メリル・ストリープ)
第48回ニューヨーク映画批評家協会賞:主演女優賞(メリル・ストリープ)/撮影賞(ネストール・アルメンドロス)
第17回全米映画批評家協会賞:主演女優賞(メリル・ストリープ)
第8回ロサンゼルス映画批評家協会賞:主演女優賞(メリル・ストリープ)


Sophie's Choice サウンドトラック
Sophie's Choice サウンドトラック

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 映画が大好きで堪らない夢想家です。映画は、喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、『喜怒哀楽』で人にもたらしてくれます。その他にも色々な感情を人にもたらしてくれます。そんな映画が大好きです。

 俳優スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)を敬愛しております。

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